1948-06-07 第2回国会 参議院 運輸及び交通委員会 第2号
國有鐵道事業は獨占的であり、且つ公共的性質のものでありますので、經營竝びに運賃の如何は直接國民大衆の日常生活に多大の影響を及ぼします關係上、その經營能率を高騰いたしまして經費を節減し、運賃値上げは最少限度に止めなければなりませんことは申上げるまでもないのでございますが、この度の改訂に際しましても、日本經濟の現状に鑑みまして、物價の高騰は依然としてできるだけ抑制しなければならないことが強く要請されますので
國有鐵道事業は獨占的であり、且つ公共的性質のものでありますので、經營竝びに運賃の如何は直接國民大衆の日常生活に多大の影響を及ぼします關係上、その經營能率を高騰いたしまして經費を節減し、運賃値上げは最少限度に止めなければなりませんことは申上げるまでもないのでございますが、この度の改訂に際しましても、日本經濟の現状に鑑みまして、物價の高騰は依然としてできるだけ抑制しなければならないことが強く要請されますので
また一面におきましては、資本家の有力な代表者の考え方が、今日問題になつておりまする外資導入の前提條件をつくるために、勞働組合法の適用の除外例を言うがごとく、戰前における資本家の獨占的專制、こういうものを夢見ておるか、または反動的な考え方をしておるような状態であるのであります。
先ずその第一は、地方公共團體の財産、又は營造物で特に重要なものについて一定の獨占的な處分、又は使用の許可をしようとするときは、豫め住民の一般投票に付して過半數の同意を得なければならないこととしたことであります。又その他の比較的重要な財産、又は營造物に關する獨占的な性質を有する處分、又は使用の許可については、議會における出席議員の三分の二以上の者による議決を要することといたしたのであります。
先ず地方公共團體の重要な財産又は營造物の、獨占的な利益を與えるような處分、又は長期に亙る獨占的な使用の許可について申上げますと、現行法におきましては、財産又は營造物の取得等につきましては、條例の一般的規定に從いまして、處理をいたしておつたのでありますが、地方公共團體の、特に重要と認めた財産又は營造物についての、獨占的な性質を有する處分又は使用は、元來住民に平等に與えらるべき財産又は營造物の利用の、權利
それから第五番目は、これは特に腐敗行爲防止という見地からの規定でございますが、地方團體が持つております中で、特に條例で定めた重要な財産營造物、これを特に獨占的な利益を與えるような工合の賣拂いをする、或いは獨占的な使用の許可をする、而もその期間が十年以上に亙る、こういうような場合におきましては、住民全體の一般投票で過半數の賛成を豫め取らないならば、そういう賣拂いの處分であるとか、或いは獨占的な十年の期間
果して經濟獨占的な仕事を今の組織にさしておるかどうか、この問題であります。それから今の、人を一人も用いないでは、怒らくこの大きな仕事をできまい。そのときに今の從業員その他の係員を官吏という名前に置き換えて、果してこれが今よりもよりいい効果を得られるかどうか。私はこれを心配いたすのであつて、今ではやはりその仕事にタツチする人は時間が來てもその仕事を終えない中は歸れない。
そうしてこうした獨占的な、またこういう公益性をもちましたものについては、國家が十分な管理をしていくという形でいくことが、結局國家のためにもなり、また民間人の幸福のためにもなり、國力の増進になるという結論になるのではないかと考えるのでございますが、ただいまのお話を承りまして、いつそ運輸省を日本鐡道株式會社と改めて、全國民が株主になる。
およそ財閥が經濟界を獨占的に支配する方法に三つあると考えられます。その一つは株式等の保有による資本面の支配、その二つは獨占排他的な取引契約等による事業面の支配、その三つは人事統制による人的面の支配であります。
宮崎交通が獨占的な企業形態であつて、完全な運營をやつていかない。從つて地方民が迷惑をしている。こういう御意見も申述べられているのでございます。宮崎交通が二百五十萬圓の資本金をもつて、現在實動車輛が百三十八輛、保有車輛二百三十輛中、實動車輛が百三十八輛、現在運行路線が一千キロであります。
結局これは政府がすべて獨占事業に對して商賣人的な根性で、そういう獨占的な利益があるから、ここでいろいろの賄賂も生じ、いろいろのものも生ずるのである。これを打破する決意がありさえすれば、今の輸錯關係でもすつかりよくなる。やみを全部押えてしまえば…。そういうのが根本的ではないですか。 それから政府の諸君は千八千圓ベース云々で、これで押しつけようとしている。これは食えないに違いない。
こういう點は獨占的な、ボス的な、そうした組合に對しましては、相當農林省といたしましても、強硬な態度をもつて臨んでいただければならぬ。お互いが同じ國民でありながら、一方においてはそういうことでもうけておる。一方においては自分の子供、夫、あるいは父を殺したために今食うに困つて、收容施設にはいつておる。その人たちは豚のもうな生活をしておる。
しかしながらこの法律でうたつておりますように、公共の利益に合致するように排除をするということになつておりますので、今おあげになりましたような諸企業が、公共の利益のために獨占的な經營をしておるという場合でありましたら、これは排除されない。實際の運用上は排除の對象にならないということになると思います。もつぱらそれが公共の利益の見地からどうかという問題で、判定されていくことと思つております。
○林(大)委員 第三條の第一項に、「獨占的性質の企業」とありますが、私設鐵道會社、ガス會社、電氣會社をどういうようにお扱いになりますか伺いたいと思います。
而もこの種の事業を營むものは、性質上非常に公益性が強いのでありまして、獨占的行爲を是認しておる次第でありますが、その半面に、こういうような事業を營むものにつきましては、獨占の特權を濫用する虞れがありますので、そこでこれを二條に規定いたしまして、獨占事業を營むものの役職員に涜職罪の成立を認めることにいたしたのであります。
○多田委員 ただいまの答辯、この法案をつくつた趣旨からして當然の答辯であろうと了承するのでありますが、國が獨占的に行う事業についてのみ、相當個人の權利を制限するところの一方的な行き方をとるということは、非常に遺憾でありますので、少くとも國が國の責任において、國の信用において行う事業である以上、國民個人の權利も十二分に尊重する建前に、この法案の考え方をお進めいただくように、特にお願いいたしておきます。
信書以外のものは、獨占的になつておりませんので、一般の業者も扱うことができます。これ以内の大きさの品物でももちろん扱つて差支ないのであります。
第二の經濟上の問題につきましても、在來のような獨占的なやり方を廢棄して、經濟民主化の線に沿い、あるいは産業民主化の線に沿いまして、眞に國民の自力によつて日本の經濟と産業を再建しなければならないという建前で進むべきであろうと思つておるのであります。
そこで政府が獨占する精神は、國民が個々にやるよりは、安くつくから獨占的にやるのだという思想からいつているのか、そのほかに、高くなつても、國民の方で安くやるというものであつても、ほかに何か思想の根源があつて、この郵便法で將來必ず獨占でいこうとするのか、そこの思想のよつてきたるところはどういうものがあるのか、それを伺いたいとともに、現に今囘も爭議があつて、國民は非常に困つているから、飛脚屋の繁昌することはもちろんでありまして
すなわち獨占的でなく、法規の上で規定されておるのであります。さきに申しましたように過去においては東京、名古屋、大阪の三事業團體があつたことは申し上げた通りでございますが、しかしながら、日本放送協會の設立後は、行政方針として他にこれを許可しないという方針をとつておるのでありまして、從つて目下は獨占事業のごとく見える形になつておるのであります。
○政府委員(佐多忠隆君) それは獨占的性質でないとか、或いは關聯性のない事業分野に活動してないとか或いは他の企業を支配しておる形になつていないというような場合は全然考慮されないことになつております。そういう關係、そういう性質を持つておるものが、更に具體的にはこういう基準で再編成される、そういう意味であります。
私は日本において獨占的な事業をいうものはそう數はないと思います。ところが、この分野のいろいろ世間で噂され、尚いろいろ私が聞いておるところによりますと、ただ大きさの故に、それから各所に事業所がある故に、これは獨占とは何も關係がないじやないか。その點ちよつと伺います。
○政府委員(佐多忠隆君) 先程再編成の基準についてのお話がございましたが、これは申上げるまでもなく、この法律で規定しております獨占的性質の企業、關聯性のない二以上の事業分野において活動している企業、他の企業を支配しておる企業について、更に細かに問題を提示すれば、あの再編成基準に謳われておるようなことが考慮されるという意味でございますから、すでにこの獨占的な性質だとか何とかいうことは前提條件になつておりますから
このような事業を營むものは、その性質上公益性が非常に強いいので、獨占的行為を是認しておる次第でありますが、その反面公益事業を營むものにおきまして、獨占の特權を濫用することが豫想されますので、本法の第二條にこれを規定しまして、獨占事業を營む會社の役職員に讀職罪の成立を認めることといたした次第であります。
○和田國務大臣 企業を考えます場合に、非常に所有が集中して、大きな獨占的な企業の形態であるから常に必ずしも生産が上つているということは言えないと思います。
○和田國務大臣 その點は非常にむずかしい點でありますが、結局はこの法案ではやはり獨占的性質の企業の支配に用いられるという點が必要でありますから、今お話の點はあるいはきつちりとはあたらぬと思うのです。
國定教科書の從來の出版は東京と大阪の四社で、全部獨占的に印刷製本されておつたのでありますが、その大部分の紙は、北海道から來ておるので、北海道にまたそれを同量もどすような二重輸送が行われておりましたから、その輸送難を緩和するためにも、また北海道の印刷にも、北海道の學童に與えるだけの國定教科書を印刷する能方は十分ありますから、北海道で使うだけの八十何萬かの學童に與える教科書を、北海道で印刷製本するようにお
○佐多政府委員 どの程度のものが獨占的な性質の企業として考えられ、算え上げられるかということは、今詳しく調べさしておりますが、ここではきのう笹山委員長も申しましたように、まだ具體的にいくらぐらいな數字ということを申し上げる段階までに至つておらないのであります。
○佐藤(觀)委員 第三條の獨占的性質の企業というものをあげておりますが、これは一體政府は具體的にどれくらいの範圍と、どのくらいの數を考えておるかどうかを伺いたいと思います。
○佐多政府委員 獨占禁止法や集中力排除法案で規定しておりますように、過當に大きくなつて、そのために獨占的な支配をやるようになり、それが基礎になつて過當支配への方面にいくようなものは、大體において分割したいというふうに考えております。そうでないと、そういうものは獨占的な力なり何なりを利用して、海外に對しては侵略的になり、平和的經濟の運行を妨げるというように考えております。